ビアンキ自転車の特徴

チェレステ

ビアンキの自転車は伝統的にチェレステという緑色に近い青色で塗装されています。チェレステとはイタリア語で天空を意味しています。
このチェレステには伝説があります。それは、このチェレステという色は、イタリアのマルゲリータ王妃の目の色をモチーフにしたというものです。

 

一方、このチェレステという色は、固定された色ではなく、毎年微妙に違った色になっています。緑色に近い青色ということですが、青味が強い年もあれば、緑色が強い年もあるのです。その理由は、その年のミラノの空の色を見て、現地の職人が色を調合するとも云われていますが、本当かどうかは定かではありません。

 

しかし、確実に分かっていることは、このビアンキのチェレステという色は、自転車レースの歴史の中で常に注目されてきた、たったひとつの色なのです。
ビアンキのチェレステカラーは、コスタンテ・ジラルデンゴ、ガエターノ・ベローニ、ファウスト・コッピのような選手たち、そして努力家の英雄フェリーチェ・ジモンディや、登りの芸術家マルコ・パンターニのような、伝説的なチャンピオンのジャージと自転車の色として登場したのです。

 

ジャンニ・ブーノ、モレノ・アルゼンチンやジュリアン・アブサローンのような世界チャンピオンたちや、多くの成功を治めた選手たちは、世界中で行われているレースにおいて、勝利するためにチェレステカラーのビアンキの自転車に乗ったのです。

 


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